"美しい"ってなんだろう?~ラジハⅡ第8話を見て~

ありすです。お久しぶりの投稿になってしまいました。

今日はドラマを見て思ったことを書いてみようと思います。

 

 

ラジエーションハウスⅡの第8話。

「"美しい”って、何なんでしょうね…」

ドラマのセリフではありますが、とても考えさせられる言葉でした。

 

美しいとは?

スタイルが良いこと?

肌が綺麗なこと?

顔が整っていること?

痩せていること?

それとも内面的なこと?

 

10人に聞いたら、10通りの答えが返ってくるだろう、とても難しい定義づけだと思います。

そして、誰もが自分の中の美しさの定義に近づきたいと思っている。誰かと比べて、嫉妬したり、羨ましいと感じたりする、とても人間らしい感情だと思います。

 

 

今回のドラマは、綺麗になりたくて無理なダイエットをする女の子のお話でした。

こういう仕事をしている人間なので、しっかりと栄養をとらないと身体がどうなってしまうのか、将来への影響などをすぐに考えてしまいがちですが、一人の人間として、もっと綺麗になりたいという気持ちはすごく分かります。

アイドルになりたい。好きな人に振り向いてもらいたい。自分に自信をつけたい。

人それぞれ理由は違えど、自分の中の理想に少しでも近づきたくて、必死に努力する。食事を控えたり、過度な運動をしたり。

 

 

でも、その努力のせいで自分の将来を壊すことになってしまったら…?

 

 

この回はとくに若い人たち、思春期の子たちに見てほしいなぁと思いました。

多感な時期で、同年代の人たちと過ごす時間が圧倒的に多いコミュニティの中で、こういう悩みを抱えている子は多いんじゃないかなと思います。

 

病院には、さまざまな年代の患者さんが来ますが、若い子のダイエットによる栄養失調って少なくないんです。

痩せたいという気持ちから、摂食障害になって亡くなってしまった方もいました。その子はまだ10代でした。

 

 

 

美しさって、何なんでしょうか。

「もう十分美しいですよ」という言葉をかけられた女の子が怒ってしまうシーン。

女の子の"美しさ"の定義は医師と違ったんですよね。だから傷ついた。

医学的に正しいことと、その人が"こうありたい"と思っていることは重ならないこともある。分かっていたつもりでも、かける言葉には気を付けないといけないなと改めて思ったシーンでした。

 

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今回は「痩せたい」と悩んでいる女の子のお話でしたが、その逆のことで悩んでいる人もいるんですよね。つまり、「もっと体重を増やしたい」「太りたい」。

 

この悩みは、世間一般に言えば贅沢なことなのかもしれません。

「痩せたい」と思っている人の前ではこの悩みを言うことすら憚られます。

 

でも、当人にとってはとても深刻な悩みなんです。(不快な気持ちになってしまう方は飛ばしてくださいね)

 

 

 

私は、今まで一度もダイエットをしたことがありません。

どんなに食べても、体重が全然増えなくて、少し気を抜くとすぐに体重が落ちてしまう。大学生のときは忙しくなるテスト期間だけで毎回3kg痩せていました。

そして何とか体重を戻したと思ったらまたテスト。短期間で体重を繰り返し増減させるなんてとても不健康ですよね。でもどうしようもなかった。

 

周りからは「痩せていて羨ましい」と言われることもありますが、ちっとも嬉しくない。言われるたびに少し悲しくなる。もちろんその人たちが傷つけようとして言った言葉ではないことは分かっています。

でも私は痩せているが故に、女性らしい体型にはほど遠いと感じてしまい、周りの子が羨ましくてしょうがなかったんです。

 

 

以前にSNSで、あるモデルさんが「私みたいに瘦せ型体型で悩んでいる子もいると思う」と発信して話題になったことがあります。

賛否両論ありましたが、私にとっては「同じ悩みを抱えている人もいるんだ」って少し気持ちが救われた言葉でした。

 

私の友人にも、同じ悩みを持っている人がいます。初めて彼女の話を聞いたときは思わず「私も!」って言ってしまいました。誰にも言えなかったから、気持ちを分かってくれる人がいて本当に嬉しかった。

 

 

痩せていることが良いことのように捉えられてしまう世界は、本当に正しいのでしょうか。その人にはその人のベストがあって、まずは健康であることが第一だと思うのに。とても難しい問題ですね。

 

 

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”美しい”ってなんでしょうか。

 

私は社会人になって、さまざまな人と毎日のように出会うことで、自分の悩みを少し解消できたように思います。

周りから見れば「そんなこと?」って思うようなことでも、当人にとってはとても深刻な悩みだったり、ある人にとっては深刻な悩みでも、別の人にとっては大したことがない(=優先順位が低い)悩みだったり。

周りを見渡すことで、新しい考え方に出会えるかもしれない。

 

 

思っていることをつらつらと書きましたが、綺麗ごとに聞こえるかもしれないですね。

それでも良いです。

 

自分の身体をもっと大事にしてほしい。そんなメッセージがストレートに伝わる今回の話は、ぜひ多くの人に見ていただきたいです。

大切な人たちの、大切な記念日に。

2021年9月15日。

私の大切な人たちの、大切な記念日。

 

 

 

 

お久しぶりの更新になってしまいました。でも今日はどうしても書きたかった。

 

彼らが休止期間に入ってからも、医療現場の現状は変わることなく(むしろ悪化した)、ただ過ぎていく毎日。

なんとか録画のセットだけは忘れずにするものの、リアルタイムで出演番組を追うことができない日が続いてしまい、でも平然と生きている自分が可笑しくて、私の「好き」な気持ちはこんなに軽かったのかなぁ…って愕然として。

 

今までもこういうことが何度もありました。とっても好きだったはずなのに、少し会わなかったり、距離ができてしまうと段々と関心が薄れて、ついに消えてしまう。

あんなに「ずっと好き」だと言っていたのに、まさか、10年以上追ってきた推しも例外ではないのか…と。

 

同時期に映画やドラマを異常な量 見るようになったのも原因かもしれない。

もともとエンタメが好きだった私。

仕事から帰ってきて、好きな俳優さんの作品を見て、寝る。それだけで満足した気になってしまっている自分がいました。

 

 

 

それでも。やっぱり彼らにしかできないこともあるのです。

 

 

残業でくたくたになって帰ってきて、何気なくテレビをつけたら、ちょうど嵐のメンバーが映っていました。(あえて誰とは書きません)

「リアルタイムで見るの久しぶりだなぁ…」とぼんやりしていると、彼はメンバーの話をしたのです。

ほんの数秒でしたが、その時の彼の瞳と表情が全てでした。ものすごく優しかった。大事なんだなって伝わってきた。メンバーにしか見せない、私が一番好きな表情でした。

 

気づいたらボロボロ泣いていて、あぁ、やっぱり私は彼らのことが好きなんだなぁって実感して。

 

 

私は、彼ら5人の関係性がとても好きです。

あんなに趣味も性格もバラバラなのに、どうしてあんなにもお互いのことを受け入れて大切にできるのか。

これは事あるごとに書いていますが、「人間の築ける最高峰の関係性」を具体化したら、5人の関係性になるのではないかと思っています。

 

彼らを見ていると、自分の視野が広くなる感じがするんですよね。

「そういう考え方もあるのか」とか「それも良いね」とか、"肯定"が根底にあるやり取りが心地よくて。

もし、世界中の人が彼らのような考え方を持っていたら、争いなんてなくなってしまうんじゃないかなって本気で思えるような。

見ているとホッとする。それは彼らにしかない「関係性」がそうさせるのでしょう。

 

 

 

 

少し話が逸れてしまいましたが。

 

たとえ物理的に距離ができたとしても、10年以上好きだった人のことをすぐに忘れたりできないですよね。そんな簡単なことにやっと気づいて、少し気持ちが軽くなりました。

 

リアルタイムで見れなくなってしまっても、後から録画を追いかければ良い。

昨年末まで彼らについていくことに必死すぎて、その瞬間に立ち会えないことが悪いことのように思っていたのかもしれない。

もう少し、自分のペースを大事にしても良いのかもしれないな、と思ったのです。

 

それからは、また以前のように純粋に「楽しい」と思って彼らの活躍する姿を見ています。まだ見られていない番組もあるけれど、それは後からちゃんと見て楽しむつもりです。

 

 

2021年9月15日。

ニノちゃんが「いつかまた再開するときは22年目としてやりたい」って言っていたので、あえて〇周年とは言いません。

 

大切な人たちの、大切な記念日に。

いつも幸せを届けてくれてありがとう。どうかこれからも元気で、楽しい毎日を送れますように。

5人で集まって、お酒でも飲んで、またメンバーの写真を撮ってください。笑

そのときの話をまたどこかで聞くことができたら、それだけで幸せです。

新型コロナのワクチンを接種しました②

ありすです。

さて、以前ご報告しましたが新型コロナワクチンの2回目を接種しましたので、そのときの様子をレポートしたいと思います

 

1回目のときの記録はこちら↓↓

amnos-alice.hatenablog.com

1回目の方には自分の基本情報、既往歴なども書いてあるので参考になればと思います

 

 

 

ではここから2回目の記録です

 

Day1(接種当日)

8:00 (勤務開始前) 36.2℃

12:05 (昼食後) 36.2℃

15:15 (接種前) 36.2℃

ビックリするほど体温変わらない。笑

本日も平熱、体調も良好です。

 

接種する前に医師の問診を受けます。前回の接種のあと副作用が出たか、など。

接種部位の痛みはほとんどの人が出るので、もしそれ以外に症状があったらここで伝えた方が良いと思います。

 

接種する腕は前回と同様、利き手と反対の腕です。 

接種時、前回よりも薬液が"入ってる感"を強く感じました。(これは同期も同じことを言ってた)

30分の待機中、動かすと腕が痛い。痛くなるのも前回よりかなり早い気がする。

 

Day2

夜中、頭痛と腕の痛さで何回か起きる。

普段は1回寝たら まず朝まで起きることはないので、それだけ痛みが気になったってことだな……😔

 

朝起きて体温を測ると37.2℃

熱はそこまで高くはありませんが、とにかく頭痛とだるさがすごい。背中から腰にかけての痛みが異常。

出勤日になっていましたが、さすがにこれは仕事できる感じではなかったので部長に連絡して急遽お休みをとりました。

 

寝ているのも身体が痛くてつらい、かといってずっと起きていることもできない…

ポジションを何回も変え、結局横向きでうずくまる感じになっているのが一番マシだと分かり、1日のほとんどをベッドの上で過ごしていました。

何にもできないので、ずっと嵐ジオを聴いていました。推しの声は良い。気持ちが元気になる。

 

この日は何回も体温を測りましたが、お昼過ぎに38.0℃出たのが最高でした。

まさにインフルエンザにかかったみたいな感じ。久々に辛かった…

 

夜までずっと腰の痛みが良くならず、寝るときは家にあった湿布を貼りました。

マジでびっくりするくらい痛かったです。

 

接種のときに配られたカロナールはこの日だけで3回飲みました。

 

Day3

朝起きて体温を測ると36.8℃

 

一応36℃台になったけれど、起床時の体温でこれはかなり高い(通常は35℃台なので)。

頭痛は治まって、だるさも少しは軽減。腰はまだ痛い。

 

でも発熱はないのでカロナールを持ってとりあえず出勤。

仕事中もなんかずっと暑くて、体温高めなんだろうな~と思いながら仕事してました。汗をかいたのでスポーツドリンクを飲んだり。普段はこんなことないんだけれど…

 

周りの先生もみんなワクチンを接種しているので、症状の情報共有もしました。

・発熱(37℃台~40℃台)

・倦怠感(ほぼ全員)

・頭痛

・関節痛

・背中、腰の痛み

・吐き気

・下痢

 

わりとみんな経験していますね… とりあえず「発熱3割」はウソだと思う。笑

そういえば、かなりベテランの部長は全然症状がなかったみたいです。

(ご本人は「もう若くないからかな~」って笑っていましたが。笑)

 

若い人ほど副作用が出やすいっていうのは確かみたいです。でも私の両親くらいの年齢の上司にも、私よりひどい症状が出てた人がいるので、一概には言えないかなぁ

 

家に帰って体温を測るとやはり37℃近くあったので早めに就寝しました。

 

Day4

体温は相変わらず36.8℃前後。

平熱に比べてやや高めが続いていて、ここからなかなか下がらない。

本日も出勤。昨日よりは身体も動くしマシになってきたかも。腕の痛みはほとんどなくなりました。

 

Day5

体温36.8℃

もはや平熱が変わったのか?ってレベルでこれ以下にならない。

午後は頭痛がひどく、休日だったので薬を飲んで寝ていました……(この頭痛はワクチンと関係があるのか不明)

 

Day6

休日出勤日。朝の体温は36.6℃  少し下がった!

休日は人手が少ない中 仕事をこなすのでけっこうハード。まだ完全には回復していないのか、いつもよりめちゃくちゃ疲れた……

 

Day7

やっと36.2℃ 平熱になりました。体調もほぼ元通り。

 

 

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ワクチンを受けてみて

 

私はけっこうしっかりと副作用が出ました。こんなことを書いてしまうとこれから接種を受けようと考えている方を不安にさせてしまうかもしれませんが、起こったことを正確に報告することも優先接種を受けた私たちの役割だと思っています。

 

これで抗体ができて、少しは安全に働けるようになるのかな、と思いつつ、こんな副作用が出るならもうこのワクチンは受けたくないなと思っているのも本音です…

(今までワクチンを受けて副作用が出たことがなかったので尚更)

 

 

これから接種を受ける人に伝えることとすれば

接種の次の日はできるだけ休める環境にしておくこと←最重要

・自分の平熱をきちんと把握しておくこと

・解熱鎮痛薬の準備(自治体で配られない場合)

・簡単に食べられるもの、水分補給できるものの準備

 (in〇リーは神でした、ありがとう推し)

 

くらいですかね…

 

地域によっては、高齢者向けの接種が始まっていますね

ワクチンを受けたあとに熱が出たり、上に書いたような他の症状が出たとしても基本的には自宅で様子を見ることになると思います。

もちろん、緊急のときは救急外来を使ってほしいです。

でも地域の人たちが一気に救急外来に押し寄せたらどうなるでしょうか。

1日に何百人、何千人と受けるのであれば、副作用が出るタイミングもほぼ同じになることは簡単に予想できます。

メディアはその可能性まで言及していない。それが一番心配です。

もう少し、副作用が出たときにどうすれば良いのか、対処法などを詳しく説明しておくべきだと思います。

参考になるかは分かりませんが、当院では接種後3日経っても発熱が継続するようであれば受診するように決められていました。

 

 

 

そしてもう一つ大切なことは、ワクチンを受けたからといってコロナに感染しないわけではないということ。今まで通り、感染対策は継続する必要があります。

 

 

 

大都市を中心に変異株が流行して、大変な日々が続いています。

我慢はめちゃくちゃしてきたし、まだこの先もしばらくは続きそうですが…

どうか少しでも早くこの状態が収束して、安全・安心して過ごせる世の中になることを祈っています。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。少しでもお役に立てば幸いです。

新型コロナのワクチンを接種しました①

ありすです。

このアカウントでは大好きな5人組のことを主にツイートしていますが、普段は薬剤師として地方の一病院で勤務しております。

 

そんな私の病院でも3月に入ってから、新型コロナのワクチン接種が始まりました。

 

今まで感染症等で使われた実績のないmRNAワクチン。副反応とか未知のものもあるだろうし、長期的な影響も不明。接種するべきか迷いましたが、この仕事をしている以上感染リスクが高いのは間違いないので、結局私も受けることにしました。

 

一般の方への接種はこれからですし、少しは参考にしていただけるかなぁと思ったので、実際に受けてみての体調の変化等、まとめて書いてみます。

 

まずは私の基本情報から。

【年齢】:20代半ば

【性別】:女性

BMI】:17程度

【アレルギー歴等】:

・花粉症(病院で処方された抗アレルギー薬を服用中。接種日の朝にも飲んでいます)

アトピー性皮膚炎

・食物依存性運動誘発アナフィラキシー(FDEIA)

 ある特定の食品を食べたあとに運動するとアナフィラキシーが誘発される疾患。

 私の場合、小麦粉と魚介類が原因物質みたいです。

 

呼吸器、循環器等の持病はありません。

 

 

Day1 接種当日

【体温】

7:00(出勤前) 36.4℃

8:15(始業前) 36.2℃

13:25(昼食後) 36.4℃

15:25(ワクチン接種前) 36.1℃

 

職業柄、1日に何回も体温を測っています(毎日)。

平熱も36℃付近なので、いつもと変わらない感じです。体調も良好。

  

15:30

接種する前に問診票を記入し、医師の診察を受けます。

私は上記のFDEIAの既往があったため、念のため接種後30分待機するように言われました。

なお、花粉症、喘息持ちの方は、そうでない方と同様15分間の待機。問題なく接種を受けることができるそうです。

 

コロナのワクチンは筋注。ニュースで流れてる映像を見ると角度とか刺す深さとかめちゃ痛そうですよね…

高校生のときに打ったHPVワクチンも筋注で、めちゃくちゃ痛かった記憶があるので、今回も痛いんだろうなと思っていたのですが、コロナのワクチンは全然痛くなかった。ビックリ。

もちろん針を刺す痛みはありますが、個人的にはインフルエンザの予防接種の方が痛いと感じました。コロナのワクチンは薬液による刺激がほとんどなかったです。

ちなみに利き手とは逆の上腕に打ちました。私は左利きなので右腕の肩近く。

かなり袖をまくることになるので、そのつもりで服装を選んだ方が良いと思います。

 

接種後、ワクチンの接種証明書、体調変化の記録表、解熱鎮痛剤のカロナールを受け取って30分待機。近くにはアナフィラキシーに対応できる医師・医療器具も全て準備されていて安心感がハンパない。しかもここは病院内だし。笑

アナフィラキシーは心配でしたが、特に何事もなく30分経過し、職場に戻ってそのあとも普通に仕事をしました。

 

18:00

その日の仕事を終えたあたりから接種した部分が重く、だるい感じがしました。予想はしていたけれど、やっぱり筋注はこうなるんだろうな。

 

19:00

帰宅。はっきりと上腕(だけ)が痛い。ひどい筋肉痛みたいな感じです。動かさなければなんてことないんですけど、少し腕を上げようとすると痛む。

 

21:00

花粉症の薬を内服。

 

23:00

タイミング悪く生理になってしまい、腹痛のためロキソニンを内服。

生理のときは腹痛がひどく、痛みで睡眠が浅くなってしまうタイプなのでロキソニンを飲んでいます。

 

ワクチン接種後だし、渡されたカロナールにした方が良いのか迷いましたが、ほとんど使ったことのないカロナールよりも、普段から飲み慣れているものの方がアレルギーのリスクが低そうな感じもするし、ということで。なにより痛みに効いてくれないと困る。

 

カロナールロキソニンなどのNSAIDsと少し作用機序が異なっていて、痛みを和らげる効果はNSAIDsよりも穏やかな印象があります。

 

専門家はワクチン接種後の疼痛・発熱にはアセトアミノフェン(カロナール)、イブプロフェン(NSAIDsの一種)などの解熱鎮痛剤を使用しても構わないとの見解を出しています。

薬事・食品衛生審議会の議事録も読みましたが、臨床試験では使用する解熱鎮痛剤に特段の指定はなかったため、使用する薬はOTCで売られているものでも何でも良いのではないか、という質疑応答の記載がありました。

 

ロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム)はイブプロフェンと同じ酸性NSAIDsのプロピオン酸系薬剤。接種部位の疼痛緩和目的に使うわけではないけれど、イブプロフェンがOKならロキソニンでもそこまで問題はないだろうと判断しました。

(ここまで考えて薬飲む人はあんまりいないかもしれないけれど。笑)

 

なお、副反応予防のために接種前に解熱鎮痛剤を使うことは推奨されていないようです(抗体の形成が鈍化する?とか… / CDCの発表より)

 

腕は相変わらず痛いので、接種した腕が上になるようにして就寝。

 

Day2

仕事に支障があると困るなと思っていたので、この日はあらかじめ有給をいただいていました。

 

体温は1日のうち何回か測りましたがすべて36℃台。平熱です。

今日も腹痛のためロキソニンを3錠分3で飲んでいます。

 

腕の痛みは昨日よりはマシな気もするけれど、やっぱり痛い。手を上げようとすると痛い。

体動かす系の仕事してる人はツラいかもしれないです。

 

逆にデスクワークの方にはそこまで支障はないかも(私も午後パソコンで仕事してましたが普通にできました)。

 

でも、できれば接種の次の日は休みをとった方が良いと思います。何かあったときに急に休みとるよりはマシ。

あと2回目のスケジュールも確認しておくこと。私は2回目の接種の次の日に大事な会議が入ってて有給が取れそうになかった……(やっちまった)

2回目の方が副反応も大きいみたいなので。まぁ、熱出たらそもそも出勤できないのでそのときは諦めます。笑

 

Day3

出勤。車を運転するとき、高いところの物をとるとき、ちょっとした動きで腕が痛むけれど、普通に生活できる程度には回復💪

 

HPVワクチンより痛みの引きずり方も小さめ。あれなんであんなに痛かったんやろな……

 

もちろん今日も発熱なし。

 

Day4

もうほとんど痛みはなく、いつも通りに仕事をこなせるようになりました。

 

 

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接種から1週間以上経ちましたが、今のところ問題なく過ごしています。

接種した同僚(30人程度)も、腕の痛みは出たもののアナフィラキシーや発熱などの症状はありませんでした。2日目に少し体がだるいっていう方はいました。

 

 

2回目は4月半ば。

地域によっては高齢者の接種が始まりそうですね

2回目の方が副反応が出やすいみたいなので、注意深く観察して、またご報告したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔さんが取材し続けた被災地の10年 『Newsweek』の記事を読んで

2021年3月11日。

 

日本人にとって、生きていく上での価値観が大きく変わったあの日から、10年経ちました。

 

もう10年、まだ10年、人によって感じ方はそれぞれだと思うけれど、年月なんてものは区切れるものではなくて、9年も、11年も、"震災後"には変わりないわけで。

"10年"という時間自体には、大きな意味はないのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

それでも。

 

この10年で、私は中学生から社会人になりました。

テレビで流れている津波の映像を呆然と見つめていた一人の子どもは、10年経った今、医療現場で働いています。

いつ起こるか分からない災害に備えて、災害医療の研修も定期的に受けています。

 

あのとき何もできなかった自分が、少しは人を助けられる側(なんて言ったらおこがましいですが)に近づけているのかな、そうだと良いなと思いながら日々働いています。

 

 

 

 

 

 

今日、翔さんが寄稿したNewsweekの記事を読みました。

あの日の光景がフラッシュバックするような生々しい表現。どれだけ時間が経っても忘れられる訳がない。

 

 

 

当時、家族の安否を確かめてから、私はとにかく嵐5人の安否が気になって、心配で仕方がなかった。

最初に無事を伝えてくれたのはVS嵐のスタッフさんだったかな。そのあと公式からもメッセージが出て、ホッとして泣いたことを覚えています。

 

3月14日のzero。翔さんの泣き腫らした目。

あまりにも辛すぎて、もう録画は残していないのですが、あの時の表情も忘れられないです。

 

ものすごく葛藤して、あの場にいてくれたんだな……

翔さんは『僕なんかがコメントする時間があるのなら』って書いていたけれど、あなたが出てくれたことで気持ちが救われた人は絶対います。私がそうだからです。

 

 

zeroのキャスターであるのと同時に、ジャニーズのアイドル・嵐のメンバーである翔さんは、その立場ゆえに偏見にさらされたり、色眼鏡で見られたことも少なくなかったと思います。

"ジャニーズがキャスターをやってる"

それだけで斜に見る人もいるのが事実です。

 

それでも自分を『ずるい』と言い切れる強さ。どれだけの想いを背負って、報道に携わっているのか。

 

どんなに忙しくても、ライブがある日でさえzeroを休まなかった翔さん。

翔さんが報道にかける想いは私が考えているよりもっともっと強いんだろうな、想像しかできないけれど、文章を読んでそう思いました。

 

 

職業が『アイドル』だけなら、背負うことのなかった悲しみや、悔しさや、葛藤がたくさんあったと思います。

でも私は表紙に書かれた

文:櫻井翔 (嵐/news zeroキャスター)

の文字がとても誇らしく見えました。

 

アイドルである彼がキャスターを務めることの意義。

彼にしか届けられない視聴者がいる。

彼の言葉だから響く視聴者がいる。

 

翔さんのおかげでニュースを見るようになり、世の中の動きを知るきっかけを得ることができる。

選挙にも行く。若い人の声が大事って何度も伝えてくれたから。

 

 

翔さんが与えてくれた影響はものすごく大きいです。

いつも、その場に立ち続けてくれて、伝えてくれてありがとうございます。

 

 

被災地を10年間取材してきた翔さん

きっとこの先もその取材は続くのでしょう

 

 

私はこれからも翔さんが伝えてくれることを受け取り続けたいです。

この先の未来、世の中が明るくなるようなニュースを少しでも多く、翔さんが伝えることができますように。

Voyage 嵐の旅を見届けて

2021年2月28日。

休止に入ってから2ヶ月経って、Voyageも最終回を迎えました。

 

私はVoyageが配信されたらすぐ見るタイプで(見るのがこわい気持ちよりも5人がどういう日々を過ごしていたのか1秒でも早く知りたかった)、最終回も17時ぴったりに見始めました。

 

今回は、5人の旅を見届けた今の気持ちを忘れないように書いてみようと思います。まとまりがない文章になると思いますが……

 

 

 

 

12月31日のThis is 嵐 LIVE

光の中にふわっと消えて行った5人のライブ終わりの映像

一番最初に潤くんと翔さんががっちり握手して熱い抱擁。もうこの場面だけでダメだった、涙が止まらない。

潤くん、翔さんの顔見た瞬間に耐えきれなくなったみたいに表情が崩れるんです。張りつめてた気持ちが解放されたのかな。

 

 

私はこの2人の関係性が好きです。

話すと何日かかるか分からないのでここでは割愛しますが、まるで兄弟みたいだったJr.の頃からお互い成長して、唯一無二の信頼できる仲間になった二人。ライブ後の抱擁はまさに一つの大きな戦いを終えた"戦友"に見えました。

 

嵐が外野から傷つけられそうなとき、いつも矢面に立ってくれた二人。

嵐という大きなプロジェクトを引っ張り、まとめ、支え続けてきた二人。

休止発表から戸惑う私たちに、信じてほしい、ついてきてほしいと、何度も何度も言葉をかけ続けてくれた二人。

 

彼らの誠実さに何度気持ちを救われたか。

今でもすごく感謝しています。ありがとう。

 

 

 

メンバーが一人一人抱き合ってお互いを労っている姿を見て、やっぱりこのグループを応援してきて良かった、1人も欠けることなくこの5人で2020年を走り抜けることができて良かったと思いました。

ニノちゃんがメンバーにかけていた、『お疲れさま』『よく頑張った』って言葉にグッときました。その通りだよね。本当にお疲れさまでした。こんな世の中で、誰が見ても信じられないくらい忙しいスケジュールの中で、体調を崩すことなく最後までやりきった。プロ中のプロだと思います。

 

 

 

 

 

 

メンバーごとに思ったことを書いてみようかな。

まとまりがなくてごめんなさい。でも備忘録として、今自分が思っていることを書いておきたいので。

 

【智くん】

普段はどちらかというと口数が少なくて、メンバーが話してるのをニコニコ聞いていることが多い。でも口を開けば話をきれいにまとめるし、オチをつけるのも上手で、メンバーはそんな智くんをすごく信頼してるんだろうな~と思う。

初めて生でダンスを見たときは圧倒された。世の中にこんなに踊りが上手い人いるんだって思った。

何でもこなす、器用で、才能豊かな人。

 

『ずーっと嵐のことしか祈ってないの、俺』

メンバーからの感謝の言葉に泣く。メンバーが頑張ってる姿を見て泣く。真っ直ぐで、温かい人だなぁって思うし、そんな智くんがリーダーだからこそ、嵐はこんなにも素敵なグループになったんだと思います。

ぐいぐい引っ張っていくんじゃなくて、一番後ろでどしっと構えて、見守る。パフォーマンスで魅せるときは背中で語るような、男らしさもある。マジでカッコいいよリーダー。本当にあなたがリーダーで良かった。

 

『いろんな感情にさせてしまった』

『ステージに立つのが正直怖かった』

『驚かせて申し訳ない』

智くんの気持ちを完全に理解することなんて一ファンにすぎない私には到底できないけれど

休むのが申し訳ないなんて思わないでほしいし、自分の人生なんだから自分がやりたいことを精一杯やってほしい。(ファンからしたらちょっと、いやかなり寂しいけれどね)

 

智くんが嵐のことを祈るように、私は智くんの、メンバーの幸せを祈ってます。毎日。

美味しいものを食べたとか、たくさん寝られたとか、ちょっと面白いことがあったとか、些細なことでも、毎日"いいな"って思える出来事があってほしい。幸せでいてくれなきゃ、こっちが困る。笑

 

ライブの挨拶で、『またいつか人のためになれるように』って言ってくれたけれど、また嵐をやるときは、自分のために、自分が嵐をやりたいからって理由で戻ってきてくれたら嬉しいです。

まずは自分の時間を大事にしてね。

早く釣りとか、キャンプとか自由に行ける世の中になりますように。

21年間、嵐でいることを選び続けてくれて本当にありがとう。

 

 

 

【翔さん】

Step and Goを『悲しい歌だな、これ』とボソッと言った翔さん

翔さんの瞳にはどんな景色が映っていたのかなぁ……

 

休止発表のときから、翔さんは人一倍強くて、落ち着いているように見えました。あくまでも中立で、と自分の立ち位置を明確にして、常に周りの人の気持ちを優先してた。

翔さんの本当の気持ちは、彼にしか分からないけれど。

ベッドの下で目覚めた朝、『嵐の復活はある』と力強く言ってくれたzero、泣きながら書き直した5×20の歌詞、智くんに伝えた『嵐、続けようよ』、ドームに行きたくないと思った朝、最後に流した一筋の涙、毎日のように見る嵐の夢。他にももっとある。

続けたかったんだろうな。たぶん今も。

 

ライブ後、翔さんはすごく綺麗な笑顔をしてるなと思いました。穏やかとも違う、清々しさでもない、とにかく綺麗で、何か全てを受け入れた感じというか。メンバーの前でさえ泣かなかった。泣かないって決めてたのかな。

ステージ上で見せた一筋の涙には、本心が詰まってたような気がしてならない。どんな気持ちだったのか想像するのも難しい。でも、ほんの一瞬だけでも、自分の気持ちを涙として抑えることなく出せていたのなら良かったのかなってホッとしている自分もいます。

 

年が明けて、翔さんは相変わらず忙しい毎日を過ごしてるけれど、眉毛を下げて『くだらねぇ~!』って思いっきり笑ってる姿をあんまり見れなくなってしまったのがちょっと寂しいです。

SHOWチャンネルに相葉くんが来てくれたとき、本当に良い顔してたね。メンバーといるときが一番良い顔してる。これは翔さんだけじゃなくて、メンバーみんなに共通すること。

 

翔さんにとって"休止期間"は、もしかしたら少ししんどいもので、(嵐を愛するが故に)愛すのが難しい時間なのかもしれないけれど、どうか『今日は良い日だったな』と思える日が1日でも多くありますようにと祈っています。これからは翔さんの持ってる"強さ"を、自分のためにも使ってほしいなぁ。翔さんの夢が叶いますように。きっと大丈夫。

 

追記:

ドラマの現場が楽しいって言っていて、嬉しかったし安心しました。

これからたくさんの挑戦をするであろう翔さんに、少しでも風を送れるように。

ドラマ絶対見るからね!!!!!(大声)

 

 

 

【相葉くん】

穏やかで努力家。Voyage見てて何回思ったかな~ 『あ、また自主練してる』って。

前に潤くんも言ってたけれど、こうやってひたむきに頑張る姿が、メンバーのモチベーションを上げてるんだろうな。

 

人一倍気遣い屋さんで、メンバーにもスタッフさんにも気を配ってる相葉くん。

嵐のことが大好きで、『またやりたい』『休止と書いてパワーアップ』って真っ直ぐ伝えてくれてた。

その真っ直ぐさゆえに当時は"智くんの気持ちも考えて"って意見も出てたけど、私は相葉くんの気持ちも尊重するべきだと感じていました。

休みたい人もいれば、続けたい人もいる。意見なんてみんな違って当然。

特に嵐は、お互いを思うあまりちょっと控えめで、自分の気持ちより他の人の気持ちを優先しがちなところがあるから、こうやって"続けたい"って気持ちをはっきり表に出してくれてすごく嬉しかったなと私は思っています。

 

相葉くんも、年が明けてからも変わらず忙しい毎日を過ごしていますね。ゆっくりでも立ち止まらないように前に進み続けたいと言っていた相葉くん。どうか無理しすぎず、健康には気をつけてほしいな。

 

相葉くんの言葉には不思議な力がある。

またいつか、パワーアップした5人が集まって、大きな嵐を巻き起こす日が来ますように。

 

 

 

【ニノちゃん】

いたずらっ子で天の邪鬼。どこか斜に構えてる感じがするけれど、嵐に対してはいつも正面を向いてくれてた(by 翔さん)。

 

This is 嵐 LIVEの挨拶で、『(嵐を)取り上げられちゃうような気がして』って迷子になったみたいな顔をしてたニノちゃん。ライブに向かう車の中でも、何とも言えない表情をしてた。

ニノちゃんのあんな表情を見たのは初めてで、あ~この人こんなに嵐のこと好きなんだなって改めて感じた。切なかったです。

 

もっとイジりたかったって言ってたけれど、年が明けてからも、なんら遠慮なくメンバーのことをイジっているので思わずニコニコしてしまいますが(cf.翔さんに渡した迷彩マスク)、たまには会ってメンバーと話してね。

メンバーへのツッコミには、いつも愛があった。それが見ていて心地よかったです。

 

『嵐に還元できる仕事しかしない』と言っていたニノちゃん。これからも変わらずそうなのかもしれないし、自分のやりたいことをやろうって気持ちにもなるかもしれないね

どんな挑戦でも、ニノちゃんがやろうと思ったことを精一杯応援したいです。

 

メンバーにちょっかい出して、くふくふ幸せそうに笑うニノちゃんが好きです。絶対幸せでいてね。願わくば、また歌声も聴きたいです。ベイストにめちゃくちゃリクエスト送るんで、よろしくお願いしますね。笑

 

 

 

【潤くん】

誰もが認める仕事人。でもメンバーの中ではちょっとこだわり強めな可愛い末っ子。

 

4時間のライブに命を懸けて、自分の全部を仕事にぶつける人。

好きすぎて言葉が出てこないです。こんなにも嵐のために、ファンのために尽くす人。好きにならないわけがない。

最先端の技術も、どんなに時間をかけた演出も、メンバーが魅力的に見えなければバッサリ切る。全部嵐のため。

翔さんも、潤くんは尽くす人だって言ってたね。ときには熱くなってスタッフさんに声を上げることもあったけれど、それができるのは本当に少数だし、何よりも嵐への愛があるから周りの人も潤くんについていくんだと思う。取り組むこと全部、全部嵐のためだった。

 

ライブが終わって、年が明けてからはあんまり姿が見れなくなってしまって寂しいけれど、Enjoyを読むかぎり、ゆっくりのんびり過ごせているようで少しホッとしています。特に年末は働きすぎじゃないかと思っていたので……

 

自分がサプライズされるのは苦手なのに、サプライズするのは大得意な潤くん

今年に入ってから大河に映画に続々とビッグなプレゼントを届けてくれるのでこっちが驚いてしまう。笑

大きなお仕事に入る前に、少しでも自分の時間を楽しめますように。また会えるのを楽しみに待ってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……長い。

個別にファンレター書いて届けろって感じなんですけど、完全に気持ちの押し付けになりそうなのでここに書きました。笑

Voyageを見た後、私はこんな気持ちになったんだってことを忘れないための備忘録。

いつか見返したときに、あのときこんな気持ちだったんだな~って笑って読める未来であってほしい。

 

今の私は、嵐がお休みしてる世界で、なんとなく平気そうな顔をして毎日仕事に行っているし、メンバー個人の番組も楽しく見てる。

でも心の中ではやっぱり寂しくて、ちょっと物足りない感じがしてる。いかに5人がいる日常が特別で、かけがえのないものだったのか。

 

 

 

またいつの日か5人揃ってグループ活動するときには、今以上に応援させてください。

 

それまではパワーアップ期間。私自身も人として成長できるように頑張ろうと思います。

ド理系オタクが推しの大河主演に向けて生まれて初めて歴史小説を読んだ話

2021年1月19日。

仕事を終えてスマホを開いたらとんでもないニュースが飛び込んできた。

 

 

[速報:2023年大河ドラマ]

タイトル:「どうする家康」

主演:徳川家康 役 松本潤

 

 

「はっ!!!!!?????」

 

 

大河ってあの大河?N〇Kのやつ?え、時代劇だよね?

震えが止まらずスマホを床に落とす。グループが休止に入ってから、なかなか見る機会がなくなってしまった推しの大仕事が決まった。ヤバい。普通にヤバい。

 

嬉しすぎて涙が止まらなくて、慌ててトイレに駆け込む(まだ職場)。

涙で視界がぼやけてるけど、とりあえず公式ホームページで確認。夢じゃない。

ヤバすぎる。

もともと大したもの持ってないけど、私の語彙力はどこかにいってしまった。

 

 

なんとか家に帰ってもう一度公式の発表を見る。

推しはどうやら徳川家康を演じるらしい。家康ってたしか天下統一した人だよな、まぁ推しはあの顔面とそれに劣らぬ内面の良さですでに天下とってるから納得だわ (オタクの妄言)(歴史好きの方すみません)

 

取り急ぎ情報を集める

・公式のガイドブックとか出る

・ステラは定期購読すべし

大河ドラマ館ができる

・撮影は来年の夏から

・大河の円盤は◯万円するらしい

                                                   etc……

 

追いかけるのめっちゃお金かかりそうだけど、すんごく楽しそう!!!!!2023年まで生きねば!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……でもよく考えたら。

私、徳川家康のこと何も知らなくね?

 

 

 

推しが演じる人物のことを知らずに1年大河を見続けるとか有り得ない。勿体なさすぎる。しかも推しの性格上、絶対勉強してから撮影に入るはず。

何のための2年間か?家康を知るための2年間だろ(決めつけ)。これは勉強するしかない。

ということで、家康について学ぶことにしたのです。

 

 

ここで私の基本情報を書いておきます。

・ド理系。大学時代はDNAの研究してた。

・活字は好き。読むのはミステリがほとんど(論理的だから)。歴史小説は今まで読んだことがない。

・高校の選択授業では理系なのになぜか日本史をとっていた。でももうほとんど覚えてない。家康は江戸幕府を作った人(知識が乏しい)。

・放送まで2年あるとはいえ、仕事もしているし、勉強に費やせる時間はそこまで多くない

 

手っ取り早く勉強するならやっぱり書籍だよな~とは思ったものの、歴史小説ってなんとなく堅苦しい感じがするし、普段読んでいるミステリとはあまりにも畑が違いすぎて、どうやって選んだら良いのかも分からず……

 

分からないなりに、とりあえず本を選ぶときに外せない項目だけ決めてみた。

 

・家康について、どちらかというと好意的に書いているもの

 →作家さんによってだいぶ差が出るらしい。大好きな推しが演じるんだもの、好きになれる人物像であってほしい。

・なるべくコンパクトにまとまっているもの

 →勉強できる時間が限られているので。有名な「徳川家康」って小説は26巻もあるらしい。内容に惹かれたけれどさすがにこの量を読むのは厳しい。漫画もあるらしいけれど、絵の情報が多いとイメージが固まってしまいそうなので今回は見送る。

・ドラマの世界観に近いもの

 →こればっかりは放送が始まってみないとわからないけれど、あらすじを読む限り、圧倒的カリスマというよりは一人の若者が必死にもがきながら戦国の世を生き抜いていく話になるんじゃないかな。できるだけこの世界観に近い方が楽しめそう。

 

 

こんな条件にドンピシャなものがあるのか?って感じなんですけど

Google先生Twitterすごいよ。見つけました。

 

伊東 潤 先生

「峠越え」/ 講談社文庫

 

もうね、作家さんのお名前からして運命なんじゃないかなって感じしますよね。

単純なオタクなので、それだけで嬉しくなってしまう。

(大河決定からさらに話題になり、ついに重版かかったそうです、おめでとうございます!)

 

そしてあらすじ。

「今川、武田、織田と強大な勢力が重石のようにのしかかる三河。部下にも呆れられる凡庸な武将家康には、越えるべき峠がいくつもあった。家康はなぜ天下人になれたのか?」

 

これじゃん。まさにどうする家康」。

 

早速購入。ネットでは売り切れていて、地元の本屋さんでラスト1冊。運が良い。

 

 

(以下、本の内容に触れます。ネタバレはしないように心がけて書いたつもり)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家康、マジ苦労人じゃん。

 

もうこれに尽きる。こんなにピンチに見舞われて、私が家臣だったら何度頭を抱えてることか……

 

でも、圧倒的カリスマっていうより、ちょっと鈍臭くて、大事なところで判断に迷ったり、内心『マジかよ……』って思ってても信長の手前 黙って要求をのむしかなかったりして、それで家臣に呆れられるとことか共感できる。普通の人間って感じがする。

 

家康の周りにいる家臣も魅力的。

キャラが濃くて、勝手にこの人が演じたら面白そうだな~って想像しながら読みました。

それにしても主を守るために先陣きって戦う家臣たちスゴいよ。怖くなかったのかなぁとか、彼らの気持ちも気になった。彼らが主人公の話とかもあったら面白そう。(あるのかもしれないけれど無知で申し訳ない)

 

大河の主演発表のとき、松本潤さんはこんなコメントをしていました。

『家康は、強敵に会うたびに 生き残る方を選び続けてきた人』

この本を読んで、まさにその通りの生き方だと思いました。

自分自身のため、家臣のため、生きることをなによりも優先した人。

 

そういう人だったから戦国の世を終わらせることができたのかもしれないな、と感じました。

 

 

また、この本はミステリにも通ずる手法がたくさん取り入れられていて、これも読みやすかったポイントのひとつかな。

裏切りだったり、作戦だったり、相手の心理を読んで意表をついたり。

読んでて『そうきたか!』って思うところもあったし、とってもドキドキしました。

 

本能寺の変』の新解釈も、私は好きでした。事実はどうなのか分からないけれど、こうだったのかもしれないなって十分考えられる。

歴史ってその時代を生きていた人が今はいないけれど、確実に現代に伝わってきている事柄があるってところが面白い。例えフィクションだとしても、完全にはフィクションとは言い切れない部分もある。事実と想像が入り交じっているところが興味深い。

白黒つけたがるド理系オタクでも、この"曖昧さ"が面白いと思えたところが大きな収穫でした。歴史は知れば知るほど奥が深いのかも。ハマりそう。

 

そして最後に、作品名の『峠越え』の意味。これはぜひこの本を読んで感じ取ってほしいです。

 

 

 

[反省点]

登場人物の関係性が把握しきれていなかった

それぞれの人物の名前は知っていても、彼らが敵なのか、味方なのか、ド理系の私は知らなかったのです。歴史好きな方には常識なんだろうけれど、私はそこから学ぶ必要があった。完全に勉強不足です。

出てくる人物の数もシンプルに多い。正直誰やねんコイツって人もたくさんいたけれど(ごめんなさい)、そんなレベルの知識しかない私でも十分楽しめました。

あと登場人物の呼び方がところどころ変わるからちょっと難しかった(文章中に補足があったのでこちらもなんとかついていけた)。私みたいなやつが歴史小説を読むときは、人物相関図を用意しないとあかんね。

 

 

 

 

 

放送はまだ先だけど、今からワクワクが止まらないです。

まだ時間はあるし、他にもいろんな本を読んで知識を増やしておきたい。

何かおすすめの本があったらぜひ教えていただきたいです。

 

 

 

すごく長文になってしまった……でも自由に文章を書くのは楽しいね。

また書きたいことがあったらじっくり書こうと思います。